業務改善のためのコンサルティングとは?製造業の経営課題の解決はあおい技研へ
業務改善のためにコンサルティングを活用しませんか?
経営課題解決のために、コンサルティング会社を活用することは、有効な選択肢といえます。
コンサルティング業界は大手の総合コンサルティングファームから、個人で事業を行っているコンサルタントまで、数多くの種類が存在します。
そのため、どのような基準で業者を選定するべきか、迷われている方も多いでしょう。
今回は、コンサルティング会社の種類や、業務コンサルタントの役割、業者の選定方法をご紹介いたします。
コンテンツ
経営課題の解決のためにコンサルタントを活用しよう
企業が抱える様々な経営課題を解決するにあたり、自社のメンバーですべてを解決できればそれに越したことはありません。しかしながら、以下の事情もあり、なかなか思うような成果を得られないことが多いのが実態ではないでしょうか。
- 通常業務に追われており時間が確保できない
- 課題を解決するために必要な体制やアプローチがわからない
- 自分たちのやり方が正しいのか判断できない
- しがらみや利害関係がありリーダーシップが発揮できない
そのような場合に、外部のコンサルティング会社を活用することは有効な施策の一つです。
こちらでは、そもそもコンサルティングとは何か、コンサルティング会社にはどのような種類があるのかについて解説します。また、業務改善コンサルティングではどのようなサービスを提供しているのかについても併せてご紹介します。
コンサルティングとは
コンサルティングとは、企業(場合によっては行政をはじめとした公共機関)などの経営者・役員に対して解決策を示し、企業の発展をサポートする業務のこと、またはその業務を行うことです。
経営に関する課題に対する解決策を示すためのプロフェッショナルサービス(コンサルティング)、またはサービスの提供者(コンサルタント)のことを指します。
コンサルと省略する場合もあり、その場合はコンサルティング、コンサルタントの両方を指します。
提供するサービスの性質上、サービス提供者であるコンサルタントは、それぞれの分野において豊富な専門知識と経験が求められます。そのため、コンサルティング会社はサービス提供の分野ごとに細分化されています。
業務分類、提供サービスや組織形態など、コンサルティング会社を分類する方法が複数ある中で、今回は業務分類を大まかにご説明します。
主に以下のような領域にサービス提供を行うコンサルティング会社が存在します。
● 戦略コンサルティング
経営陣を対象とした経営戦略、新規事業戦略、M&A戦略などに対するコンサルティングを行うコンサルティングファームを指します。代表的なファームに、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストンコンサルティンググループなどがあります。
● 総合コンサルティング
「総合」と呼ばれるとおり、戦略立案から業務改善、システム導入、実行支援など、企業全体の経営課題に幅広く対応するコンサルティングファームです。アクセンチュアや、PwCなど、旧会計系のファームを主体としたコンサルティングファームです。
● ITコンサルティング
ITシステムの導入を前提に、IT戦略の策定から、システムの選定、システムの最適化、開発プロジェクトのマネジメント等を担います。基幹系業務システムの開発会社や、システムインテグレータの導入推進部隊としてコンサルティングチームを抱えていることが多いです。
● 財務コンサルティング
M&Aアドバイスや、財務・税務関連、バリュエーション調査、IPOなど、企業の財務にかかわるコンサルティングを提供しています。主に監査法人のコンサルティング部門が提供しています。
● 業務コンサルティング
製造や流通、マーケティング、小売など、企業の業務各プロセスに対するコンサルティングを行います。案件の個別性が強く、ISO認証取得などの特定目的に特化したコンサルティングや、特定の業界、特定のノウハウに特化したコンサルティングを行う会社もあります。
コスト削減・生産性向上のために業務コンサルタントの活用を!
製造業の以下のような課題解決で活用するコンサルティングサービスは、業務改善コンサルティングを中心に提供しているコンサルティング会社が適しているといえます。
- コスト削減
- 労働生産性の向上
- 製造リードタイムの短縮
- 効率的な生産ラインのあり方の検討
- 現場主体の改善活動(5SやQCサークル等)を具体的な成果につなげたい
そもそもコンサルティング会社の活用に対して馴染みがない場合、コンサルタントの具体的な役割や相談できることなど、わからないことも多いかもしれません。
製造業に対する業務コンサルタントは、外部の専門家としての立場から、業務改善のために必要な以下のノウハウを提供します。
- 同業種の事例等、知見の提供
- 業務分析ツールを活用した現状業務分析
- 課題の発掘、改善案の立案
- 改善計画の実行推進支援
- 製造設備の投資計画の立案
- ITシステムの選定や提案
製造業の業務改善につながるコンサルティング会社選定のポイント
業務コンサルティングを任せられる会社はたくさんあります。業務改善プロジェクトを成功に導くためには、より信頼できるコンサル会社を見つけることが鍵となります。コンサル会社の選定にあたっては、ポイントを押さえて自社に合う会社を見つけることが大切です。
どれくらいの規模の会社に依頼する?
名前のよく知られた大手コンサルティング会社は、まず選択肢に挙げられるでしょう。大手コンサルティング会社は豊富な事例を有しており、ベテランから若手まで優秀な人材を抱えています。ただし、その分費用は高くなる傾向にあります。
また、ベテランのコンサルタントがプロジェクト全体にわたって参画することはまれです。案件を主に推進するのは若手のコンサルタントです。
小規模なコンサルティング会社や個人事業のコンサルタントは、費用は大手より安くなる傾向にあります。ただし、コンサルタントの得意分野や力量はばらつきが大きいでしょう。そのため、自社に合ったコンサルティング会社を発掘できるかが、業務改善プロジェクト成功へのカギとなります。
以下のような観点をもとに、自社の課題に合ったコンサルティング会社を見つけましょう。
- それぞれのコンサルティング会社が得意とする業務領域と自社の課題領域が似通っている
- 自社が目指している課題解決の方向性が、コンサルティング会社の提案するアプローチ方法に沿っている
- 自社の業務に対する理解が早い
業務領域・専門分野
コンサルティング会社の選定にあたって、最も重視したいのは、どういった業務領域や専門分野の業務改善に実績を持ったコンサルタントかという点です。
例えば、機械化・自動化において実績豊富なコンサルタントは、手作業を中心とした生産方式の改善には向いていません。
コンサルタントやコンサルティング会社の多くは、専門的な知識とコンサル経験を持っている「得意分野」があります。そのため、作業改善ならば作業改善に関するコンサル実績を多く持つ会社、品質管理ならば品質管理に関するコンサル実績を多く持つ会社を選ぶことが、業務改善成功の近道になるといえます。
担当コンサルタントとの相性も重要
同じコンサルティング会社でも、担当コンサルタントによってコンサルティングの手法やアプローチは大きく異なることが普通です。
また、人と人なので「能力や実績は信頼できるが、いまいち相性が合わない…」と感じることもあるかと思います。人としての相性が合わない場合、検討結果は的確でも、最終的な成果につながらないケースも多くあります。
そのため、担当コンサルタントとの相性も重要なポイントの一つです。
大手の有名な会社に依頼しても、担当コンサルタントとの相性が悪かったため、プロジェクト成果が思ったように行かなかったというケースは意外と少なくありません。
相談しやすいサービスがあるか
会社によって抱えている業務課題はどうしても個別性が強く、実際に依頼してみないと、本当に効果に得られるのかはわからないことも少なくありません。
同様の業務領域の実績を多数保有しているコンサルタントであっても、プロジェクト成果がいまひとつということはよく起こります。
対策として、規模の小さな業務課題を複数のコンサル会社に相談し、期間や費用を限定することで、コンサルタントの実力を判断する方法があります。
また、1日の現場診断など、お試しの相談メニューを提供している会社に相談することも有効です。
信頼できるコンサルティング会社か見極めるために、まずは小さい案件から依頼してみるのがよいでしょう。
製造プロセスの業務改善!ご相談はあおい技研へ
外部コンサルタントの選定にあたり、コンサルティング会社の種類や、選定方法をお伝えさせていただきました。企業の経営課題の解決にあたり、適切なコンサルティング会社を選定することは、業務改善の成否を決める重要な要素です。
製造業の企業様で製造プロセスのコスト削減、生産性向上をお考えの際は、あおい技研へぜひご相談ください。当社は、80以上のものづくり現場などで経験を有しており、製造業において豊富な業務改善ノウハウがあります。また、1日~3日で業務改善のポイントをお伝えする、お試し診断も承っています。まずはお気軽にお問い合わせください。
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